
Kazuma Y.
成都医学城三医创新中心にて
更新日:2019年12月21日
昨日(2019年12月16日)、四川省成都温江区にある成都医学城三医创新中心を訪問してきました。
成都医学城三医创新中心
いつも大変お世話になっているR社長からの招待です。
ここは三医融合をキーワードに、中国全土から多くの企業を誘致し、一大都市を形成しています。三医とは、
医学(Medical Science, Pharmaceutical P&D, Medical Technology)
医療(Medical Care, Medical Service, Health Management)
医药(Medical Products, Medicine Production, Medical Devices)
これらの3つをBig DataやAIを活用して統合しようというものです。もちろん、この中には介護も含まれます。余談ですが、中国の介護施設は保険会社が運営しているところが多く、ここでも保険会社が5社、介護施設を運営しているようです。

とにかく大きすぎて、全景が入り切りませんでした。
日本ではこのような規模で、都市を丸ごと開発することはほぼ無いと思います。中国では他の都市もこのような都市開発を進めていて、かなり贅沢な土地の使い方ですよね。ただ、事業を行う側にとっても、サービスを受ける側にとっても、理にかなっているところも多いです。
約300社がこのエリアに進出することになるらしいのですが、ここで生まれるシナジー効果もかなり大きいのではないでしょうか。競合ではなく共生というイメージです。先の介護施設を運営する保険会社のように、1業種1社というわけではありません。
見学後、温江区の責任者の方々と打ち合わせを行いました。
直々に温江区で遺伝子事業を取り組んで欲しいという依頼を頂き、次の候補地として進めて行くことになりそうです。政府からの補助金などを活用し、シナジーを活かしながら事業を大きくすることで、政府側も税収増が見込めるわけです。非常に合理的な行政主導のビジネスプランだと思いませんか。
成都は豊かな水と大地に恵まれ、自然あるInnovative Cityに変貌していくでしょう。不動産価格も都内より高いと言われるほど上昇していますし、重慶市と四川省合わせて人口約1.2億人のポテンシャルが、ここ成都そのもののポテンシャルと言っても過言ではありません。